薪を知る

●薪の勘違い
薪には「針葉樹」と「広葉樹」という種類があります。多くの人が、針葉樹(ヒノキや杉など)は薪にできないと思っていますが、実は燃やせます!
薪ストーブは針葉樹を燃焼するテクノロジーです。
薪ストーブメーカーは様々な技術を駆使し、針葉樹でも広葉樹でも燃やせるように進化しています。

ヒノキとヤマサクラの顕微鏡による断面の写真です。
針葉樹であるヒノキはハニカム構造で丈夫な作りをしています。
しかし、密度が低く、薪としては広葉樹のヤマサクラと比べ、2倍の太さが必要になります。

針葉樹(ヒノキ、杉、松など)を薪にする際は、
広葉樹の薪(ヤマサクラ、ナラなど)の2倍の太さで薪を作ってください。
針葉樹の薪は一升瓶位の大きさを目安に作るのがおすすめです。


比重が高い薪ほど密度が高いため、火持ちが良く、長く燃えてくれます。
比重が低い薪ほど密度が低いため、火付きが良いですが火持ちは悪いです。

●薪の比重と燃焼効率

「薪の比重=火持ち」です!

薪の比重によって火持ちに差が出てきます。
薪の比重とは水を1とした場合、同じ体積の薪がどの位の重さかという数値です。
1以下であれば水より軽いので水に浮き、1以上であれば水より重いので水に沈みます。

薪にする樹木は針葉樹と広葉樹で密度の差があります。
密度が低い程、空気を含んでおり、比重に差が出てきます。

●薪の質を左右する乾燥
良質な薪を作るために木を切る時期は、木が水を吸い上げない9月から翌年の2月までの時期が良いです。 木を切った後は、薪として使うまでに1年から1年半の乾燥が必要です。 しかし、ヤマサクラやナラなどの広葉樹は、細胞がしっかり乾くまでに約2年かかります。
乾燥を上手にするためには、冬の間に北からの風がよく通る場所で、屋根がある棚に置いて乾燥させると良いです。 北風が薪を自然に乾かしてくれます。

●燃料メーカーはあなたです!!

お気に入りの薪ストーブで冬を過ごせることはとても幸せなこと…その薪ストーブを暖かく、
効率(燃費)よく焚くには、『薪』が全てです。
それは焚く薪の状態で薪ストーブの燃焼効率が全く違ってしまうからです。

同じ太さで、乾燥期間が半年~1年未満の薪と1年半~2年の薪とを焚き比べてみると、その違いは明らかです。